5年前の夏の日
ここ数日は実家の方に帰っていました。
目的は高校野球で、今年は自分の母校だけでなく、妹が某高校のマネージャー
を務めているということもあり例年より忙しかった。
しかも台風の関係で同日に試合があったので、平塚球場から保土ヶ谷まで移動
という強行軍だった。
まずは平塚球場の妹の試合。相手は格上の高校で、ピッチャーは注目株なんだ
そうだ。平塚球場は自分にとっての引退の場所。5年前、自分はここでY校に
引導を渡された。夏の大会3戦目、普段は緊張しないタイプなのにもかかわら
ず体が動かなかったことを覚えている。本気で打倒私学を掲げて野球に明け暮
れた日々は自分の青春である。
話を戻そう。
試合は熾烈をきわめる好ゲームとなった。両投手が粘りに粘り、2−2で延長
戦に入る。11回裏、ポテンヒットで試合は決した。妹のチームは敗れた。
自分の席の前に小さな子供が一人。エースの選手の弟君だそうだ。まだ野球の
ルールも理解できているか分からないくらい小さな子だったが、一生懸命お兄
さんの応援をしていた。ルールは分からなくても、懸命に投げる兄の姿は弟に
大きな影響を与えるんだろうなと感じた。
思えばうちも5年前は同じ状況で、小学生の妹はこの平塚球場の三塁側スタン
ドで自分の試合を見ててくれた。それが影響を与えたのかは不明だが、まさか
5年後に自分がグラウンドにいる妹をスタンドで見ることになるとは思いもよ
らなかった。
なんてしみじみしてしまいましたが、勝たせてやりたかったな〜+お疲れ様と
いいたい。母校の試合を軽く忘れてしまう。
試合終了から速攻で保土ヶ谷へ……。母校は3−1で勝利。試合は特にコメン
トの必要はないという感じでした。母校だから厳しい目で見ちゃうのかもしれ
ないけど、妹の高校の試合の方がかなりレベルが高かったかなと。
組み合わせは各校の運命を大きく左右するのです。
高校生にパワーをもらい、前期で卒業を決めるべく、テスト&レポートやらね
ば。。
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