バレー・ワールドグランプリ


せっかくスポーツビジネスを専攻しているので、たまにはそれ系の

話題に触れてみたいと思います。


バイト強化週間の間にバレーのワールドGPが開幕していました。

やるってことは電車の広告で知ってはいたんだけども。


このバレーボール、全日本についてはすっかり人気が復活した模様

です。毎回TBSかフジが持ち回りみたいな感じで放送しているけ

ど、演出はそんなに大差なくうまくタレントを起用したりエンター

ティメント化して高視聴率を記録している。


さすが電通。。


この演出に関しては賛否両論あるが、自分としては肯定派である。

ジャニーズをはじめとして客を寄せることに関しては微妙だが、そ

れを通じて日本バレーを応援する人達が増えたのは明らかだし、こ

れをきっかけにバレーの競技者人口が増えたのも確実だろう。

また人気復興とともに男女のバレーの実力もメキメキと上がり、今

日では世界ランクも上位に食い込んできている。数字では計れない

が、その要因の1つは応援も確実にあるはずである。

このように演出を通じて、日本においてバレーボールが他のバ

スケやラグビーより一歩先をいくことができたのは紛れもない

事実である。



でもなんでバレーボールが???と思っている人もいるだろう。



それが実現できたのはバレーボール協会(世界も日本も)の柔軟性

が要因がある。バレー協会は近年、人気復活のためになりふりかま

わない積極的なマーケティングをおこなってきた。見ている側、T

V放映がしやすいようにラリーポイント制を導入したりルールまで

変えてしまう必死さである。時にはTV用に試合時間を操作して、

ひんしゅくを買うほどである。


さすがに選手のコンディションに関わることまで介入するのはよろ

しくないがこの姿勢に関しても自分は肯定派だ。

スポーツはお金だけではないが、お金がなければスポーツ(国際大会

など)ができないのもまた事実なのである。昔のしがらみや伝統に執着

して陽の目を見ないより、積極的にマーケティングを導入して人気を上

げる努力をするほうがよっぽどいいと感じる。


日本のバスケやラグビーのように、協会の整備ができていないため、何か

と弊害が起きていることに関してはとてももどかしさを感じる。どちらも

日本で人気が出る要素の多いスポーツなだけに歯がゆい………。。。


スポーツを殺すもの

スポーツを殺すもの