花火と恋

この日も後輩宅で目を覚ましました。

明け方まで3人で騒いでいたのですが、1人は朝イチのバスで地元に帰って

しまったようでいませんでした。


後輩も意中の彼女とデートに行くらしく、浴衣を借りにいくやらなんやで

そわそわしていました。


鎌倉の花火大会‥‥は高3の時に一度行ったことがあって懐かしさを感じ

させられました。


このそわそわした後輩を見ているのが面白い。

人は恋愛しているとよく見られたいと思うから、いろいろなことに気を

遣って繊細になる。そーいった行動を見ていると面白い+なんだか羨ま

しい気持ちにもなります。


あーいう風に行動することなんていつ以来していないだろうかと、ゴロ

ゴロしながら自分の行動を振り返ったりしていました。


最近の自分といったら服も買わずにジャージで外出もざらだし、髪型そ

の他もろもろ全くもって気遣いをしていない気がする。



純粋に恋愛して磨かれていくこの後輩がなんだか羨ましく、眩しく見え

て干物化しそうな自分に危機感を感じました。