格言
シェークスピアは言った「人生は演劇であり、人はみんな役者である。」
と。たしかにそうだ。人にはいろいろステージがあるけど、全部同じキャラ
でいる人はいないんじゃないだろうか。
自分だったら、大学のゼミだったら「しっかり勉強するキャラ」、サークル
だったら「いらんことばっかする最下層の人」、バイト(取材)なら「バリ
バリ働きマン」、バイト(居酒屋)なら「使えない馬鹿野郎」といったと
ころだろうか。
周りの環境なんかで自分の色なんていうものは決まってくる。自分がなかなか
認められない環境にいることほど色を出しにくい。というか演じざるをえなく
なる。
今の居酒屋のバイトなんて発言の権利もないし、だったら仕事で…といっても
バイトだから実力で権利を奪う環境もない。なかなか最低な状況である。
一方サークルもかつては認めてくれない環境があって、いろいろ考えてこんな
キャラを「演じる」ことである程度市民権を得た。このキャラだったら、まとも
に相手にされなくてもいいっていうようなキャラを。
まぁサークルは好きだけど、真面目な話とかをあんまりできないのはなかなか
悲しいかなと思うこともある。もちろん後輩が相談してくることもあんまない
ことも。
うちの会社の人なんかは「演じる」ことをしない人が多くて、飲み会の席で
泣く人とかたくさんいたりする。「素」丸出しである。
大人になってきたのかは分からないが、なかなか「素」を出す機会が減って
きている。
会う人、会う人に素で接していたらメンドクサイことこの上ない人だろう
が、一つはそんな環境があったらいいなぁと最近思います。
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